ニューカレドニアから、こんばんは。
午後から怪しい雲が出てきましたが、午前中はとても穏やかでした。
夜になっても雲は居座っていますが、雨は降らないようです。
星空は見えませんが。
さて、今回紹介するのは、「泣いた赤鬼」という絵本。
息子のために購入した絵本ではありませんが、自分で心に残っている、お勧めの本です。
浜田廣介さんの作品。
1933年にお目見えした、彼の代表作と言われる作品です。
心優しい赤鬼さんと青鬼さんはとても仲良しだった。
赤鬼さんは、近くに住む、人間さんたちと仲良くなりたくて仕方がなかった。
どうぞご気軽においでください。お茶もお菓子もあります。
という立て札を家の前に立てて、誰かが遊びにきてくれることを待っていた。
でも人間さんたちは彼らを怖がって、そそくさと逃げてしまう。
青鬼さんは、赤鬼さんが悩んでいることを知って、人間さんたちの前で一芝居打つことにした。
子供の頃、初めて読んだときは、最後で大泣きでした。
3回目からは泣かずに読んで(笑。
外見で判断しない。
本当に大切なものはすぐ近くにある。
今ある幸せを大切にして。
自己犠牲とは。
80年も前の絵本ですが。。
今の時代にもあうメッセージではないかと。
今の社会、いろいろなものが溢れています。
溢れすぎています。
それでも満足しない人たちもいます。
文句ばかりで。
肌の色で差別がある。
家庭の事情でもいじめがある。
無い物ねだりをせず、今あるものを大事にして。
隣の芝はよく見えるのは当たり前。
でも身の丈を考えて。
本当に大切なものは、気づきにくいけど、近くにあるのだから。
子供だけでなく、大人にも読んでもらいたい絵本なのです。