飛び立って。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日も寒い1日でした。

 

 

午後からとても綺麗に晴れました。

山並みが綺麗に見えて。

車を走らせている時に綺麗だな。と思っても、その場では写真を撮れないのが辛いです。

当たり前ですが(笑。

 

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ヌメアから南、モンドール方向です。

停車できるところまで待ってみると、うーん。また印象が変わりますね。

さっきの場所が良かったかも。

難しいです。

 

 

 

 

 

昨夜、主人の上の娘はフランスへと飛び立ってきました。

息子と主人で送りに行ってきました。

 

ここニューカレドニアの国際空港は、トントゥータ国際空港。

観光客の集まる、アンスバタ近くのホテルからは50分ほどかかります。

 

 

 

その空港は、第二次世界大戦の時に、アメリカ軍が整備した空港。

 

 

もちろん、今の世界情勢通り、ここからの定期便はすべて止まっています。

でも、フランスまでの飛行機は残っています。

直行便ではありません。

ヌメアから成田まではエアカラン。

成田からフランスパリまではエールフランス

 

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エアカランの機内誌より。

 

 

昨夜の飛行機は100人ほどだったそうです。

約150人乗りですから、ずいぶん多いです。

そしてすべての乗客がフランスまで。

 

 

やはり予約の際に、ワクチンが必須だったそうで。

それでも、フランスへ行きたい(帰りたい)と思う人が多いのにはびっくりです。

ここよりフランスの方がコロナに関しては蔓延しているというのに。

 

やはりワクチンさえすれば問題ないと思う人が多いからでしょう。 

 

 

 

息子は、見送ってから泣いてしまったようです。

確かに、上の娘とは年齢が7歳離れていることもあり、可愛がってもらっているから。 

主人も、寂しそうです。

 

本人のキャリアアップのためなら、喜んで送り出すのが家族なのでしょうね。

 

 

 

 

そんなことを考えていたら、自分が日本を出る時に、父親に言われた言葉を思い出しました。

 

 

お前には近くにいて欲しかった。

 

 

近くに娘がいるという安心感。

すでに年老いていたから余計だったかもしれません。

 

 

 

今はコロナの真っ最中ということで一度海外に出たら、直接会うことは難しいでしょう。

すぐ駆け付けられない。という気持ち。

まだ主人は40代ですので、私が日本を出た時の父親の立場とはちょっとは違うでしょうが、似たような喪失感なのでしょう。

 

  

 

 

当時はインターネット通話は始まったばかりだったから。

歳老いた父にそんな通話方法を使いこなせるわけがなかったし。

 

でも、今はいろいろな手段で顔を見て話すことができる。

時代は変わっているとはいえ、今とは違います。

 

 

 

  

将来、息子が大学に行くためにフランスへ行きたいと言い出したら。

私は笑って送り出すことができるでしょうか。

普通に行けば、大学は3年後です。

 

 

 

たくましく感じると同時に、息子ロスになるでしょうね。

 

 

帰る場所があれば、自分を信じて進んでいくことができるはず。

私ができるのは、安心して戻ってこれる、居心地のいい場所を作ること。

そんなところでしょう。

 

 

子供が安心して大きな世界へ羽ばたいていけるように。

邪魔にならないように。

ただ、信じて応援していくだけですね。