ニューカレドニアから、こんばんは。
今日も変化のある天気でした(笑。
退屈しない天気とでもいうのでしょうか。
おかげで私も洗濯物を干したり、片付けたり、こっちに干したりあっちに干したり。
歩かせていただきました(笑。
今日は世界禁煙デーです。
世界保健機構が、禁煙を推進するために制定した日。
喫煙しないことが一般的な習慣になることを目指すために。
ニューカレドニアではフランスと同じ、18歳以上に喫煙を認めています。
でも、最近、年齢が下がってきています。
息子の高校でも、タバコを吸っている人も多くいるようです。
たまに、18歳以上も高校に通っているので、一概には言えませんが。
息子の通った中学でも、喫煙している子供を見た時にはびっくりしました。
学校のポロシャツを着て、タバコを吸う。
いい度胸しているな。と思ったものです。
ここニューカレドニアでは、成人の40%が、喫煙者です。
そして毎年、約1000万パックのタバコが消費されています。
ものすごい量ですよね。
たった、29万人ほどの人口で、1000万パック。
ここでのタバコ一箱が高いにもかかわらず。
25本入りの1箱で1950フランです。
2000円を超えるくらい。
これには22%の税金が含まれています。
10歳から18歳までの学生のうち、女性の喫煙経験者が多いというのもびっくりします。
50%くらいの女性が喫煙の経験があるそうです。
男性は40%くらい。
タバコだけではありません。
この国では大麻も。
10代の女性の33%、10代の男性の28%が経験があると答えたそうです。
ちなみに大麻は合法ではありません。
これは特に男性が、正直に申告していない可能性、過少報告もあるでしょうね。
女性の方が多い結果が出たということで専門家は、男性と対等な立場になりたいという願望が高まっているからではないかと指摘しています。
大人になりたいという願望。
背伸び。
ダイエットになるみたいだから。って。
もちろん、この国での保健機構も、喫煙が原因だと思われる疾患が多いということで、警笛を鳴らしています。
特に慢性閉塞性肺疾患。
たばこ病とも言われる病気。
スーパーなどの店員さんたちが、そのお店の前などで普通にタバコを吸っている姿を見ることは少なくありません。
道には至る所で吸殻を見かけます。
車からポイ捨てをするのも見るくらい。
発育途中の子供がタバコを吸うことにより、脳、肺、神経器官に影響を及ぼすことは誰もが知っています。
でも、受煙によっての健康被害は、あまり知られていません。
子供を抱っこしながら母親がタバコを吸っていたり。
食事の席で近くに子供がいても吸っていたり。
少しくらい大丈夫。という認識があるからでしょう。
吸わない人にとっては、タバコの臭いは拷問に近いのです。
喫煙者が肺疾患になってしまうのは、致し方ないところがあるでしょう。
でも、拒否ができない子供の目の前でタバコを吸って、その子供まで危険な目に合わせるのはどうかと思うのです。
子供はまだ未来があるのですから。
身勝手な大人の行動で、子供達を危険な目に合わせないように。
責任ある行動を取りたいものです。