ニューカレドニアから、こんばんは。
フレンチポリネシア(タヒチ)で、ニューカレドニアでも流通している10000フラン札の偽札が見つかったそうです。
レストランで3枚使われていたようですが、、、
かなり精巧に作られていたようですね。
とりあえず、犯人は捕まったようです。
今日は一日雨でした。
予報ではここまで降るとは言ってませんでしたが。
まあ、天気予報が当たらないのはいつものことです。
太陽が隠れているから、気温も上がりません。
こんな日は熱いコーヒーが美味しいですね。
今日はニューカレドニアのコーヒーのご紹介を。
ニューカレドニアはコーヒーの生産に適していると言われる、コーヒーベルトにあたります。
カフェ カレドニアンのコーヒーです。
コーヒーベルトとは、コーヒーの栽培に適している、すなわち南北回帰線内を示していると言われます。
コーヒーノキは基本、寒さに弱いものです。
気温が0°を下回ると、枯死してしまいます。
コーヒーノキに豆がなるまでに数年を要することもあり、温暖な気候でないと、栽培できません。
直射日光を受けても酷暑ではなく、日照時間が多く、尚且つ雨も多い。
これが条件です。
そんなコーヒーの栽培に適した地域の中にニューカレドニアがあるのです。
コスタリカやエルサルバトル、ジャマイカやコロンビア、ブラジルなどの中南米。
そうそうたる国々です。
この地のコーヒーの苗は、同じくフランス領のレ ユニオンから。
1856年のことでした。
1890年には、ニューカレドニアの政府が移住者を求めます。
1500人ほどの開拓者がきたもの、敷地が広大すぎて、コーヒーの栽培も一筋縄では行きませんでした。
土壌をコーヒーに適したものに変えることからですから。
仕方なく、コーヒー農園で働くための労働者を5年の労働ビザで集めるのです。
これは、現地の農民ではありません。
他の島からの勤勉な働き手が必要でした。
軌道に乗ったのは、それからしばらくしてから。
ピーク時の1939年には年間2350トンものコーヒーが輸出されていました。
ニッケルの発掘のために日本から出稼ぎにきた男性たちも、その後にコーヒー農園を始めたくらい、ブームになった時代もありました。
フランスではコーヒーの栽培に適していないこともあって、どこかのフランス領でコーヒーの栽培ができたら。という目論みもあったでしょう。
苗が木になって、豆ができて。
その間にも、害虫にやられたり。
悪天候の年があったり。
残念ながら今では衰退してしまい、年間6トンほどで推移しています。
農園の後継問題も深刻です。
このコーヒーはポンディミエという北の小さな町から。
まろやかで、でも味の強さが伝わってきます。
フランスから、イタリアからのコーヒーも販売されていますが、やはり現地のコーヒーを飲むのが一番。
レストランやカフェで、海風に当たりながら、ぜひ飲んでみてくださいね。