ニューカレドニアでコーヒーを。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

フレンチポリネシアタヒチ)で、ニューカレドニアでも流通している10000フラン札の偽札が見つかったそうです。

 

レストランで3枚使われていたようですが、、、

かなり精巧に作られていたようですね。

 

とりあえず、犯人は捕まったようです。

 

f:id:mikomiko85:20210516155741j:plain

ピンクの10000フラン札。

 

 

 

今日は一日雨でした。

 

予報ではここまで降るとは言ってませんでしたが。

まあ、天気予報が当たらないのはいつものことです。

 

太陽が隠れているから、気温も上がりません。

こんな日は熱いコーヒーが美味しいですね。

 

  

 

今日はニューカレドニアのコーヒーのご紹介を。

ニューカレドニアはコーヒーの生産に適していると言われる、コーヒーベルトにあたります。

 

f:id:mikomiko85:20210515200210j:plain

ブルーのパッケージが目を引くコーヒー。

 

カフェ カレドニアンのコーヒーです。

 

f:id:mikomiko85:20210515200224j:plain

裏面はこんな感じ。

 

 

コーヒーベルトとは、コーヒーの栽培に適している、すなわち南北回帰線内を示していると言われます。

コーヒーノキは基本、寒さに弱いものです。

気温が0°を下回ると、枯死してしまいます。

コーヒーノキに豆がなるまでに数年を要することもあり、温暖な気候でないと、栽培できません。

直射日光を受けても酷暑ではなく、日照時間が多く、尚且つ雨も多い。

これが条件です。

 

 

 

そんなコーヒーの栽培に適した地域の中にニューカレドニアがあるのです。

 

コスタリカやエルサルバトル、ジャマイカやコロンビア、ブラジルなどの中南米

イエメン、ケニアタンザニアルワンダなどのアフリカ大陸。

加えて、アジアにはインドネシア、ネパール、ベトナム

 

そうそうたる国々です。

 

 

 

この地のコーヒーの苗は、同じくフランス領のレ ユニオンから。

1856年のことでした。

 

1890年には、ニューカレドニアの政府が移住者を求めます。

1500人ほどの開拓者がきたもの、敷地が広大すぎて、コーヒーの栽培も一筋縄では行きませんでした。

土壌をコーヒーに適したものに変えることからですから。

 

仕方なく、コーヒー農園で働くための労働者を5年の労働ビザで集めるのです。

これは、現地の農民ではありません。

他の島からの勤勉な働き手が必要でした。

 

軌道に乗ったのは、それからしばらくしてから。

 

 

ピーク時の1939年には年間2350トンものコーヒーが輸出されていました。

   

ニッケルの発掘のために日本から出稼ぎにきた男性たちも、その後にコーヒー農園を始めたくらい、ブームになった時代もありました。

 

フランスではコーヒーの栽培に適していないこともあって、どこかのフランス領でコーヒーの栽培ができたら。という目論みもあったでしょう。

 

 

 

苗が木になって、豆ができて。

その間にも、害虫にやられたり。

悪天候の年があったり。

 

残念ながら今では衰退してしまい、年間6トンほどで推移しています。

農園の後継問題も深刻です。 

 

 

f:id:mikomiko85:20210515200338j:plain

このコーヒーの中身はこんな感じ。

 

このコーヒーはポンディミエという北の小さな町から。 

まろやかで、でも味の強さが伝わってきます。 

 

 

 

フランスから、イタリアからのコーヒーも販売されていますが、やはり現地のコーヒーを飲むのが一番。

 

レストランやカフェで、海風に当たりながら、ぜひ飲んでみてくださいね。