ニューカレドニアから、こんばんは。
今日は1日まずまずの天気でした。
夜になって空には大きな月が輝いています。
もうすぐ満月になりそうな大きな月。
おかげで明るいです。
今日は忘備録も兼ねて、うちの飼い犬、クッキーのことです。
クッキーは、うちの息子が4歳の時の誕生日プレゼントです。
息子が、犬がたくさん生まれたのを喜んで、抱っこして遊んでいるのをみた友人が、1匹あげる。って言ってくれたのが始まり。
その時は、12匹生まれてましたから、友人も引き取り手を探すのが大変だったのでしょうね。
主人も乗る気なので、もらうことにしたのです。
顔はパパですね。
体のふさふさな毛はどちらでもない感じ。
パパもママも短毛です。
雑種だから、5キロくらいにしかならないのではないか。
短命だと思う。
と、最初に行った獣医さんの診断をよそに今は12歳です。
去年の11月ごろに、お尻に傷を見つけました。
肛門の横になんだか同じような大きさのもの。
特にクッキーは気にするようには思えなかったけど、こっちが気になって医者に連れていくと。
その腫瘍が悪性かどうかを見て判断することはできないから、様子をみましょう。と。
抗生物質をもらって、様子見。
しばらくは調子も良さそうでした。
でも、今年1月。
途中経過を見せに医者にいくと、薬が効いていないから、これは手術した方がいいと言われ。
この日はいつもの獣医さんではなかったのですね。
1週間後、クッキーを手術のために連れていくと、いつも獣医さんがいました。
彼は、すでに転移しているのをみて、これは手術したとしても、全部とることはできない。と言いだしたのです。
その時、足にいくつか転移が見られました。
全て取るとなると、歩けなくなる可能性もあると。
ということで、薬での治療を続けることになったわけです。
薬を再開させたものの、そこから腫瘍は小さくなることはありませんでした。
それでも獣医さんは、体に負担になるから、抗生物質の休憩期間をいれたほうがいいと。
飲むと少しは小さくなるけど、休憩期間には大きくなって。
1ヶ月の休憩期間にはみてられないくらいに大きくなったのです。
そこから薬を再開させても、目に見えるほどの効果はありませんでした。
2月に入って、クッキーは便秘になりました。
便意はあるものの、踏ん張っても出てこないことも多く、くるくる回って。
獣医さんは、肛門横の腫瘍が大腸を押していて、出にくくなっていると。
このまま便秘が続くのならば、危ないでしょう。と。
下剤を処方してくれるのかと思ったのに、何もしてくれず。
安楽死の選択肢もあるとまで。
そう言われてから、2ヶ月。
クッキーは今日も生きています。
もちろん、彼も12歳。
シニアです。
体調のアップダウンはあるでしょう。
確かに便秘も完全に治ってはいません。
出るけど、量は多くはないです。
抗生物質も、ただ体に負担になるだけだから、と今月に入ってから止めました。
飲んでも効かないのですから。
もちろん、腫瘍は大きいまま。
今ではその腫瘍は10cm以上に。
加えて背中にも3箇所ほど、転移が見受けられます。
でも、薬を止めてしばらくしてから、食欲も戻ってきました。
全盛期の体重までは戻ってはいませんが、ドライのドックフード加えて、人参までも食べています。
人参はなぜか大好き。
少し甘く煮た人参をパクパク。
1日で2回に分けて4本くらい食べてしまうのですよ。
私の手からパクパク。
人参が好きな犬って、面白いですね。
人参はカロチンはもちろん、食物繊維も豊富です。
便秘を治すのにも、いい食材だったと言えます。
もう少し早く気がつけばよかったのです。
クッキーの腫瘍が完治することはもうないでしょう。
多分、今年はもたないと思われます。
どうせ寿命が残り少ないのなら、無理に薬を飲ませるのもどうなのかなと思うのです。
抗生物質ですから、もちろん副作用が出てきますから。
薬を飲ませて痩せていくのより、薬を止めて腫瘍は大きくなっているけれど、人参をパクパク食べるクッキーを見て、止めてよかった。と思うのです。
クッキーの闘病はまだ終わっていません。
だからわかりません。
何が正解なのかは。
それでも私は、明日も人参をクッキーのために調理するつもりです。