ニューカレドニアから、こんばんは。
昨日ハロが見えたから、今日は天気が崩れるかと覚悟していましたが、結局崩れることはありませんでした。
夜になって雲が多くなってきました。
数日前から、旭川の女子中学生の凍死事故(事件)が大きく取り上げられていますね。
この事件の始まりは2年前に遡ります。
2年前、この女子中学生が中学入学して間も無くいじめが始まりました。
同級生だけでなく、他校の中学生も。
脅されて仕方なく自分の卑猥な写真を送ってしまったことにより、さらに悪化。
10人近いいじめグループに囲まれて、川に飛び込むなどの事件も起こしています。
いじめグループは、母親の虐待が原因だと説明して隠蔽しようとした。
これがきっかけで警察沙汰になり、その後被害者の女子中学生は引っ越しをしたものの、いじめにより引きこもりになってしまったと。
そして今年の2月。
突然家を飛び出した彼女、夜の外気温度がマイナス17度だったこともあり、凍死してしまうのです。
何かきっかけがあったのでしょう。
2年前の悪夢を思い出す何かが。
だから家を飛び出した。
引っ越したことにより、完結したと思っていたお役所さん達。
彼女の心の中では、まだ続いていて、終わっていなかったのです。
当たり前です。
いじめた方が忘れた些細なことでも、いじめられた方はずっと心に傷を負うのです。
忘れるなんて簡単なことではありません。
何か引き金になることがあれば、溢れてくる。
週刊誌の報道から苦情が殺到。
ようやく重い腰を上げた学校や教育委員会。
それでも校長先生は、加害者の将来を案じます。
「いじめはなかったと聞いています。」
公園で1ヶ月以上も見つからなかった。
雪の中で、遺体は凍っていたそうです。
解剖の結果、家を出たその日になくなったみたい。
マイナス17度だったら。。。
いじめはどうして起こるのでしょう。
仲間意識。
プライド。
嫉妬。
私も小さい頃、散々いじめられました。
原因は、両親が離婚したということ。
格好の餌食でした。
みんなと違ったからです。
靴を隠されることはしょっちゅうでした。
無視をされたり、机をわざと倒されたり。
おかげで自分に自信を持てず、暗い小学生でしたね。
ちなみに、ここニューカレドニアで、いじめはほとんど聞きません。
それはいい意味、他人のことを気にしない風潮があるからだと思います。
人は人。
自分は自分。
違って当たり前。
そんなありのままを受け入れる。
尊重し合うこと。
身だしなみも、持ち物にも、他人は他人。
自分がいいならいいじゃん。っていうこと。
変に競争もしない。
日本でいじめをなくすことはかなり難しいと思います。
個性が受け入れられない世界だから。
受験などの競争ごと、親からのプレッシャー。
それらのストレスのはけ口がいじめとなって弱者に向かってしまうから。
自分の子供がいじめの当事者になったら。
他人を尊重し合えるようにするには。
ストレスの発散方法は。
いじめの問題は奥が深いのです。