熱帯低気圧、ルーカスさん。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

大きな熱帯低気圧が近づいています。

今回の名前はルーカスです。

 

熱帯低気圧止まりのようです。

台風にまで発達しないみたいです。

 

外はもちろん雨です。

風はそれほどではありません。

 

 

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熱帯低気圧の予想進路。

 

今夜、明日は注意が必要です。

 

昨日は注意報が出ていましたが、今日の午前中に北部。

そして今夜8時からは、南部も警報1に切り替わりました。 

ウベア、マレ、リフーなどのロワイヨテ諸島は、今夜8時に警報2が出ました。

 

 

 

 

「警報1」は、今後出る警報2に備えて、家の周りのものを片付けたり、食料を確保したりしましょう。

仕事をしている人は、帰宅できるように準備をしましょう。

 

 

「警報2」というのは外出禁止令です。

屋内で身の安全を確保しましょう。

危険なので、外には出ないように。

 

もし、上司がこの事態に出勤などを促せば、逮捕される。そんなレベルです。

 

警報は2までです。

 

 

 

 

 

2003年に、ヌメアを大きな台風が直撃しました。

エリカという名前の台風でした。

 

 

朝、当時住んでいたアパートの大家さんが、そろそろ警報2の外出禁止令が出るけど、食糧とかは大丈夫?と心配してきてくれたのです。

 

でも、その日は午後2時から出勤。

外出禁止令が出てしまったら、出勤できない!と慌てて会社に出かけました。

 

 

 

大きな台風でした。

今日の飛行機が飛ばないでしょう。

ということは、いろいろやることがあるはず。と出かけたわけです。

 

 

 

離島に滞在していた人たちはあらかじめ連絡してあったので、大きな混乱になることはありませんでした。

 

それでも、今日帰国の人、明日帰国の人。。

そのお客さんのための部屋の確保。

チケットの日にち変更。

日本の国内線や、後泊のホテルなども。

日本の旅行会社ともコンタクトを取らないといけません。

 

明日、離島に行こうとしていた人たち。

これもどうなるかわかりません。

日程を変更できる人はいいでしょう。

できない人たちも。

 

 

 

日本で出発できなかった人たちも。

帰国日は変更できませんので、日程が短くなってしまいます。

そのためにアレンジしないといけないケースも。

オプショナルツアーがあったなら、これまた厄介です。

 

 

 

やはり、全ての人が納得してくれるわけではありません。

でも飛行機が飛ばないのですから、どうしようもありません。

 

 

自然災害ですので、見舞金なども出ません。

あくまで個人負担になるわけです。

 

 

あの日の夕方4時の段階では、台風はヌメアを去っていました。

青空も。

でも、爪痕が。

街路樹がいくつも倒されたりで道路を塞いでいました。

 

 

 

台風が去ったというのに、飛行機が欠航のままというのも、お客さんには理解しにくかったようです。

日本と違って、その辺の対応が遅いですから。

 

 

怒鳴り込んでくるお客さんもいたり。

優先するように理不尽なことを言われたり。

 

 

こんな時の接客は難しいです。

自分が悪いわけでもない。

お客さんが悪いわけでもない。

でも、お客さんがホテル代など負担することになるのです。

 

 

全ての対応を終えて、夜、自分のアパートに戻ったら。

車を止めていたところにココナッツの大きな葉が落ちていました。

家にいたままだったら、車が大きなダメージを受けていたでしょう。

だから出勤してよかったんだと思ったのです。

 

まあ日本人ですからね。

日本人相手の仕事だったし。

当たり前です。

 

 

 

主人と付き合う前でよかったです。

すでに付き合い始めていたら、出勤させてもらえなかったでしょう。

警報が出たら、仕事なんてしている場合じゃない。って感じですね。 

 

それがここの当たり前。 

 

ところ変われば。です。

 

 

 

 

今夜はヌメアのカジノも閉めるそう。

明日はほとんどのスーパーが閉まるでしょう。

主人も仕事がないと思われます。

 

 

従業員の安全を考えて。ということです。 

日本と違いますね。