爪跡・・・

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日はまた曇り。

雲だらけでした。

 

雨が止んだだけまし?という感じの空。

でも、風があるので、一昨日昨日の強風の落ち葉がテラスに入ってきて。。

重い腰を上げて、昼食後にあらかた片付けましたが。

いたちごっこですね。

 

 

 

 

今日、明日とで、中学の卒業検定が行われています。

 

 

一応は道路のブロックも解除になって。

この2日間はひとまず休戦というところでしょうね。

 

 

 

今年は、4000人以上の中学4年生(中学最終学年)が受けたようです。

今日は午前中にフランス語。午後は数学。

明日は歴史、地理、政治、科学。

 

この国の教育方針を象徴しているように、英語は試験科目にありません。

歴史や地理、政治まで範囲なのに、なぜか、理科は科学のみ。

化学や物理も範囲ではありません。

 

 

ストライキのゴタゴタで無事に試験が行われるかどうかも心配でしたが。

予定通りで良かったです。

 

 

 

 

 

 

さて、一応、休戦?の今日。 

いろいろな爪痕がありました。

 

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燃やされた車、積み上げられた車。。。ここだけではありません。

 

この道はメインストリートです。

メラネシアの人たちが多く住むエリア。

 

盗んだ車をこうしても燃やすのも、楽しいのでしょうか。。。

 

基本的に、自分の車が盗まれた場合。

ナンバープレートや何か持ち主を確認できる何かがあったら、警察はその持ち主に引き取るように連絡をします。

 

でも、もう使えない車。

レッカーを頼んで、コミ処理場まで運ぶ。

 

その辺の費用は全て、持ち主負担です。

保険が効くかどうかは、状況次第。。。

 

 

通れるようになった道にも、路肩には大きな土の山があったり、燃やしたタイヤや街路樹も。

一時的に端に寄せたにしか過ぎません。

この後、自治体はどうするのでしょう。

 

 

 

他にも、南部にある州立公園で、一部の施設が燃やされていたり。

ボーイスカウトのキャンプ地でも、テントなどの用具が燃やされていたり。

 

 

 

州立公園は、日本人観光客からも人気のスポットです。

野生のカグーを見ることができるポイントや、ピクニック、バーベキューもできる、自然の宝庫。

ニューカレドニアにしか存在しない固有種を凝縮した州立公園です。

 

それの、施設の入り口にある倉庫が火事にあってしまったのです。

広さにして、600平方メートル。

倉庫には、土木建設用の機材、四駆の車、ボートなどがあったようです。

 

ちなみに、この州立公園は、22000ヘクタールの広さを持ちます。

 

もちろん、火事は人為的なものですね。

 

 

ボーイスカウトのキャンプ地の火事は、このクリスマス休暇に参加する子供たちも落胆させています。

8歳から17歳までの子供たち、120人です。

 

建物は壊され、テントや冷凍庫などの設備は火事にあい、次のキャンプのために準備されていた食材なども盗まれたよう。

 

  

大きな被害と損害です。

 

 

 

ただ、こんなことをするのは、大人ではないと思われます。

ストライキから派生した大人ではなく、18歳前後の子供達。

 

特に悪気もないいたずら。

だから、余計に厄介ですね。

 

でも、大人が車を燃やして、騒いでいたりしていれば、何か、勘違いをしてしまうのではないかと。

 

 

 

子供は見ていないようで、大人の背中を見ています。

理由まではわからなくても、大人がしたことはわかるわけです。

 

 

 

根本的な解決になっていないので、油断できません。

早く解決して、安心してクリスマスを迎えたいものです。