井の中の蛙にならないように。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日はお目当ての野球の試合がありません。

そんな日は、どうしても夕方から夜にかけての時間を持て余します。

 

試合がある日は、それまでにこのくらいまで家事を片付けよう。とか考えますからね。

そんなつもりはなくても、だらけてしまうのです(笑。

 

 

 

息子は今、進路考えている最中。

中学の最終学年です。

 

将来は税関職員になると言っていますので、そこに行くまでの過程を調べて、逆算して何を今からしていかないといけないのか。を学校で考えさせられています。

 

 

最近は、バカロイヤと言われる、高校卒業検定を受けたあと。が、社会問題になっています。

 

最低でもバカロイヤを取得しないと!と言う風潮がもちろんあって、逆に取得すると、そこで燃え尽きてしまう学生が多いようです。

バカロイヤを取得したけど、次のステップとして、大学や専門学校、就職するのは嫌だ。と言う子供たち。

 

2年3年ちょっと休んで。それから考える。と。

そうこうしているうちに、働くのも学校に行くのも嫌になってしまうのか、ずるずると、、と言う感じですね。

 

バカロイヤの合格ラインも最近は下がっています。

あくまで高校卒業検定

何かを極めたいのなら、ここからなのです。

これだけだと学歴も中途半端になってしまう。

 

 

だからこそ、早めに目標を立てて、そこに向かって努力していくと言うのは悪いことではないと思います。

でも、14歳とか15歳でそこまで考えさせるのは、少し無理があるような気もしますね。

 

 

 

 

ママはどうしてヌメアにきたの?

今日のお昼に突然聞いてきました。

多分話したと思うけど、、

 

はい。話せば長くなります。

 

 

 

学生時代に、ケーキ屋さんでアルバイトをしていた私。

ある日、アルバイト仲間何人かで温泉旅行を企画して、宿を取ることになったんです。

そのケーキ屋さんの2階が旅行会社でした。

そのまま階段で上に上がって、予約して。

 

 

その時に、かっこいいな。素敵だな。と思ったんです。

そのカウンターで接客しているお姉さんに。

ハキハキして、丁寧で、笑顔で。

 

これが旅行会社に就職しようと思ったきっかけ。

 

 

本当は支店でカウンター業務をしたかったのですが、配属は本社、海外担当。

電話の相手は支店、代理店の人たち。

そして現地のオペレーターの人たち。

印刷会社の人たち。

 

 

自分の旅行会社のイメージが狭かったことに後悔しましたが、これがまたやってみたら面白くて、自分にも合ってて。

天職だったかも。と思えるくらいに充実していました。

 

 

・・・あの部長が来るまでは。

 

 

男尊女卑思考のひどい部長で。

女性が企画の仕事を担当しているのはおかしい。と言い出す始末。

 

各地区の企画担当の女性は次々外されて行き。。

最後は私。

 

経験のある女性社員と、男性の新入社員と。

いくら男性だからと言って、仕事ができるか。

当時の課長にかなり抗議もしました。

でも、その課長は、ごめんな。と言うだけ。

 

 

まあ、課長といっても所詮サラリーマンですものね。

部長に逆らえないのはわかります。

 

 

 

そんな彼らをみて、かなり失望して。。

女性が働くのが当たり前の時代なのに、時代錯誤もいいところです。

この会社に未来はあるのだろうか。

 

 

そう考えた時に、やりたいことがやれたから、いいか。と、勢いで辞めることにしたんです。

 

 

 

その時のツテを使って、シドニーで、ヌメアで、働いたと言うわけですね。

 

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必ず市内観光でご案内するポイント、ウアントロの丘からの景色。

 

 

 

だから、あの時に上の階の旅行会社に行くことなかったら。

ヌメアまで来ることがなかったのです。

 

あの部長も嫌いだったけど、辞めるきっかけを作ってくれたと言うことですね。

 

 

何が凶と出るか、吉と出るかはわかりません。

 

 

 

息子には、どんな道に行ったとしても、きちんと仕事をすること。

相手に信用される人脈を作ること。

周りに感謝すること。

 

これが重要だと話しています。

 

その時に報われなくても、誰かは見てるのだから。

絶対に自分に返ってきますもの。

 

 

 

息子が大人になる頃には、この国も独立しているかもしれません。

 

その前に、ニューカレドニア以外でも通用する実力をつけること。

フランス本国でも、日本でも。

オーストラリアやニュージーランドでもいいでしょう。

 

井の中の蛙にならずに、自分の力を冷静に判断して。

この国に留まらず、インターナショナルに。

 

 

 

親バカの私から息子への願いです。