ニューカレドニアから、こんばんは。
今日は爽やかに晴れ、気持ちいい一日でした。
日本ならこのくらいの気候、花粉が飛び交うのでしょうが。
ヌメアにもいくつもの種類の杉の木がありますが、花粉はあまり感じないようです。
ここにきてくれたお客さんも揃ってそう言います。
種類が違うのでしょうね。きっと。
息子のクラスメイトに片目の子がいます。
友人というか親友。
聞きながら、教えてもらいながら。
成長しあっているような、二人。
息子もどっちの片目だったかを忘れたというくらいに普通に接してる。
気にしていないのです。
彼は、生まれた時からだとか。
でも、全く卑屈になっていません。
隠そうともしていない。
ありのまま。
ところ変われば、いじめにあっていたかもしれない。
彼の将来の夢は先生になること。
小学校の先生になりたいそう。
この間の企業研修も、学校に行ってた彼。
彼はとても勉強が好き。
まあ先生になろうというのだから、勉強が嫌いだったら、難しいでしょうが。
息子はずいぶん頼りにしているよう。
いや、息子がただ頼りないだけのことかもしれませんね。
堂々としている彼を見ると、えらいな。と思います。
私だったら、なんで、こんな顔に。って外に出たくなくなるでしょう。
登校拒否になっていたかもしれない。
染色体異常でしょうか。
私も、出産前診断をしました。
一度、検査をしたら、数値があまり良くなかったので、念のために、羊水検査もしたのです。
疑いは羊水検査でどうにか晴れましたが。
息子も何かしらの障害があってもおかしくなかった。
運よく、一応、大丈夫だった。にすぎないのです。
産婦人科の先生は、もし、羊水検査でも良くない結果が出たら、出産を諦めていいのだからね。と。
難しいですね。
しばらくお腹の中で育ててきて、異常があるかもしれないからって、じゃ、なかったことに。と簡単にできないと思うのです。
しかも、私の場合、お腹も大きくなってたし。
次、頑張ろう。なんて軽く言えるわけがなかった。
今の社会は、障害者には生きにくいから、産まないという選択肢をとっても何も恥じることもない。
金銭的にも負担になる。
精神的にも苦しくなる。
社会的にも、好奇の目に晒される。
それで悩むなら、初めから止めたほうがいいと。
言っていることは正論でしょう。
もしかして正常に生まれてきてくれるんじゃないか。
間違えということもあるし。
そう、考えるでしょうね。
後先考えず、わかっていて産むだなんて、無責任。という人もいるかもしれない。
でも、その一言で片付けられないこともあるのです。
障害があっても受け入れることができる社会。
周りの人と違っても、個性を大切にする社会。
偽善ではなくて。
子育てをするということは、その辺も全て受け入れるということなのでしょう。
やはり母親は強くなくては務まりません。
悩めるママたちが、少しでも気を強く持って、子供に向き合えますように。