ニューカレドニアから、こんばんは。
今日は途中雲も多く出てきましたが、一日穏やかでした。
日差しは幾分強くなってきましたが、それでも真夏のと全く違います。
紫外線は十分に降り注いでいましたが。
ここ、ニューカレドニアは今現在、普通に生活するのには、全くコロナのことを考える必要はありません。
道ゆく人、スーパーにくる買い物客、スタッフも、マスクをつけている人はいません。
ニューカレドニアの人にとって、コロナは既に過去のもの。
3月半ばに、シドニーからのカップルが陽性だと分かってから、約1ヶ月のロックダウン。
この島の医療はそれほど進んでいませんので、広がってしまったら、どうにもできないからです。
エアカランが日本の定期便を欠航扱いにしている今でも、フランスからの飛行機はやってきます。
今はフランスも学校が休み入り、長期バカンスをニューカレドニアで過ごそうと思っている人は少なからずいるようです。
そういった人は、やはりこういう状況下でも来るだけあって、肝が座っています。
あまり危機感がないというか。
インフルエンザより致死率は低いから、そんなに騒ぐことでもないのよ。という感じでしょうか。
自分たちがもしかして感染していて、ニューカレドニアの人たちに移るかも?なんて考えないようです。
まあ考えていたら、ここまで来ないでしょう。
この国で、一番コロナの影響を被っているのが、現地旅行会社ですね。
ホテルはまだ現地の人たちを囲い込めます。
でも、日本からの観光客がいない今、旅行会社はどうしようもないのです。
現に、1つ潰れる。という話も届いています。
実際、フランス国籍を持たない日本人が多く働いていますので、かなりきついでしょう。
会社が潰れてしまうと、もちろん、労働ビザも、スポンサーがなくなるということですので、ビザの有効期限が切れるまでに転職先を見つけないといけません。
日本人が、旅行会社以外で働く場所を見つけることができるか。。これは、かなり難しいと思われます。
会社がビザの発行代なども負担しますから、そこまでして日本人に託す仕事があるか。。という問題になります。
もし、転職先が見つからなかった場合。
日本に帰るか、労働ビザを諦めるか。
帰るなら、飛行機代などは自己負担ですものね。
そこまで経済的に余力があるか、も問題です。
労働ビザは、今後スポンサーが見つかった時に申請すれば良い話でもあります。
ただ、ほとんどの日本人は、滞在許可証でさえも、スポンサーを会社にしているでしょう。
ここにこのまま滞在したいのなら、滞在許可証のスポンサーをも代えないといけませんね。
実際、11月の末まで定期便の欠航は決定したようです。
いくら国からの援助があるとはいえ、どこまで持ち堪えることができるでしょうか。。
この国は感染者は今はおりません。
でも、周りの国に合わせないといけません。
だから余計に不透明なのです。
安全に旅行ができるような時期がきたら。
旅行会社が全て潰れているかもしれない。
冗談と言いきれないところが怖いですね。
先が見えないトンネルに入り込んでいるようです。