ニューカレドニアのアルコール事情

ニューカレドニアからこんばんは。

 

今日は昨日と変わって、雲が多く、時折雨も降る不安定な天気でした。

 

気温も低いです。

本当、お風呂にゆっくり浸かりたいです。

 

 

さて、前回、アルコール規制のことをちょっと触れましたが、問い合わせも多く頂きましたので、しっかりご案内しておこうと思います。

 

 

ニューカレドニアは四国と同じくらいの面積を持つ、小さな島国です。

自然も多く、まだ発展途上ということもあり、電車はありません。

バスはありますが。

 

基本的に大人18歳以上なら、1人1台車を持っていると言われています。

そのせいもあり、渋滞が発生することは多いです。

 

それもあって、レストランやバーなどでお酒を飲んで車で帰るというのは日常茶飯事。

そうなると事故が増えるということですが、これもいつものこと。

 

 

どこそこの誰が研究、発表したのかは定かではないのですが、ここに住む、メラネシア人と言われる人たちは、染色体の関係でお酒に弱い人が多いそうです。

なので交通事故死をする人は、パリより多かったりするのです。

住んでいる人はとても少ないのに。

 

 

それを重く見た政府は、2002年でしたでしょうか。

冷やしてお酒を販売してはいけない条例を出しました。

 

大型スーパーも、ビールやワインは棚に置いて販売するという形をとることになったのです。

常温で販売すべし。ということです。

 

冷えていたら、買ってその場で車を運転しながらでも飲んでしまうから。ということでしょうか。

 

でも、アルコールが大好きな人たちは、そんな条例、気にしません。

いつの間にか、冷えていないビールでも美味しく飲めるようになってしまったのです。

 

 

交通事故が減らないニューカレドニア

いつだったかあまり覚えていませんが、次に政府が対策を打ち出したのは、販売時間規制です。

  

週末にアルコールを飲む機会が多くなるということで、休前日、休日、祝日に関して、午後のアルコールの販売が禁止されました。

 

アルコールを販売する棚にチェーンをかけたり。

レジでもストップしたり。

 

でも、買いだめするんですよね。

まとめて買って冷やして。

 

もちろん飲む人は飲みます。

 

ちなみに、あちこちにある、ワインの専門店は休みの日でも普通に購入できるようになっています。

頼むと、冷蔵庫から冷えた白ワインやシャンパンを販売してくれます。

ただし、ウイスキーなどのアルコール濃度が高いものに関しては、購入はできません。

 

 

 

そして、この6月1日より、この時間規制が解かれることになりました。

お店が開いているならば、いつでも購入できます。

でも、その際には年齢を証明できる公的な証明書が必要になります。

免許書でも構いません。

日本からの観光客の皆さんは、パスポートですね。

 

冷えたビールを購入することはできませんが、特に足かせがなくなったのです。

 

 

でも、事故は少なくなったわけでもありません。

少しくらいなら飲酒運転も罰則を取られませんから。

 

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地ビールの1つ、ナンバーワン。発泡酒の1種です。

 

地ビールのナンバーワンは、古くからあるブランドです。

日本に輸出して販売しようとした名残があって、缶の外側には日本語での案内があります。

 

最近は、フレーバービールも季節限定だったりで、色々と販売されています。

 

ニューカレドニアに来られた際には、ぜひ、近くのスーパーなどで、ナンバーワンビールを探してみてください。 

軽く喉越しの良いビールです。

ビーチでヤシの木の下で飲んでいただくのには、うってつけのビールです。

 

ぜひ、ご賞味ください!