ニューカレドニアから、こんばんは。
今日1日、ヌメアでは分厚い雲が広がっていました。
気がつくとパラパラ。
かと思えば、お日様が覗いてきたり。
よくわからない天気でした。
今日から、学校は2週間の中休みに入っています。
ここでは4月、6月、8月、10月の中旬に2週間の休みが入ります。
ちなみに、日本と違って、コロナで休校が続いたから、中休みも削られる。ということはありえません。
そんなことをしたら、ブーイングの嵐です(笑。
フランス本国からバカンスで行き来する人たちのことも考えて、フランスの休みと合わせているし、それはそれ、これはこれ。という感じでしょうね。
ここでの学校は、まず、幼稚園の3年間。
小学校の5年。
中学は4年制です。
高校は3年。
これは基本形です。
フランス本国と同じく、ここでも留年、飛び級は当たり前です。
うかうかしていられません。
学費はとても安いです。
まず、入学金がない。
うちの息子は私立の中学に行っています。
できたばかりの中学だからというミーハーな理由で(笑。
生徒数も4学年で250人足らずの小さな規模です。
専業主婦で、息子は私立の中学。というと、旦那は相当稼いでいるな、と思われるでしょう。
いやいや、学費がかからないのです。
で、かかるお金は。。
1年間20000フラン程度の授業料。
制服代。
こんな感じ。
制服と言っても、ポロシャツだけなので、安いものです。
ちなみに、フランとは円は同じくらい。
あまり変わりません。
ユーロと固定相場制です。
息子の中学は教会が母体になっていて、教会の寄付でほとんど賄えてしまうというお得な学校なのです。
近くの公立よりも安い授業料。。。
そんな逆転現象が起きています。
その公立中学は、4学年で800人程度。
これで、マンモス校です。
安く済む理由の1つに教科書があります。
ここの学校は基本的に教科書がありません。
あっても、使い回し。
教室に置きっぱなし。
持ち帰ることはできません。
じゃ、カバンも軽くていいじゃない。と思うのですが、、
指定のノートが重たい。大きい。のです。
往復車ですから、重たくても関係ないかもしれないけど、でも重たい。
でも教科書がないと、予習も復習もきちんとできないのが問題です。
あとは給食費。
うちの息子は給食を食べません。
毎昼、うちに戻り、私と食べています。
おかげで私は学校を4往復しているのです。
1時間以上もお昼休みがあるので、家に戻って食べて。それでも時間があまります。
車ですからね。
今年は息子、中学の最終学年。
12月にはこちらも卒業試験があります。
子供たちは中学在学中に自分の進む道を考えないといけません。
高校がそれによって変わってくるからです。
方向性を持って、高校に行くということになるでしょうね。
その辺が日本の学生と違うようです。
私は、大学で自分のしたい仕事を見つけたという、のんびりタイプでした。
ヌメアだったら、取り残されていたことでしょう。
そう考えると、フランスの子供たちは早く大人になっていくのでしょうね。
ちなみに、成人は18歳。
お酒もタバコも、18歳になってから。
選挙権も同じです。
高校を出ると、バカロイヤと言われる卒業検定を受けることになります。
バカロイヤにも大きく分けると、専門部門と一般部門。
合格しないと大学もしくは専門学校に進むことはできません。
最近は合格ラインがかなり下がっているようですね。
不合格の場合、就職にも響きます。
フランス国民として、フランスの大学なりで学ぶこともできます。
奨学金制度もあります。
フランスで勉強して、ここで就職をすると、それだけで基本給が違います。
フランスの大学を出ても、戻ってくる人が少ないからでしょうね。
さて、息子はどんな道に進んでいくのでしょうか。
どんな未来が待っているのでしょうか。
そんなことを考えると怖いけど、ワクワクしてきますね!